「ベトナム人の名前事情」
2025.10.23
世界各国の名付け方をテーマにした本を読んだことがある。
聖書の登場人物から名前を選ぶ。
おじいちゃんやおばあちゃんから名前をもらう。
字の画数を占って名前を考える。
色々あったが、驚いたのは「子どもの命が悪魔に狙われないように良くないものの名前で呼ぶ」というパターンだ。
例えば「ゴミ」「排泄物」「バカ」など。
医療が行き届かない地域では、そのようにして子どもの命を守る。
「ゴミ」と呼ぶ方も呼ばれる方も、ただの記号だと分かっているから、平気なのだという。
(もちろん、本当の名前は別にある。)
日本でも子どもの死亡率が高い時期があった。
現代よりも、幼い命の無事と成長を願う気持ちは強かっただろう。
意に添わないあだ名で揉めるなど、まだ幸せなのかもしれない。
私は上海の部署で、松田の中国語読みでSōngtián(ソンティエン)と呼ばれているようだ。
マツダと発音しろ敬称を付けろなどとは思わない。
弊社の大勢を占める中国人が事足りているなら、それで良い。
その代わり、イングリッシュネームのない中国人を勝手なイメージで呼んでいるのを許して欲しい。
主にチャットのアイコン画像による。
が、実は「ちいかわ」さんが二人いるので困っている。