「外免切替」

2026.01.22

母は50歳で運転免許を取得した。
祖母の在宅介護が始まって、通院通所などに必要だからという切羽詰まった事情があってのことだった。
それにしても…と、当時も今も驚いている。
大学生だった私は思った。
「50歳の自分が免許を取れる気がしない」と。
アラフィフになった現在、考えることは同じだ。
「私には無理!」
正確に言うと、免許は取れてもペーパードライバーになる自信がある。
よく皆さん、ナビを見たり喋ったりしながら運転しているなあと思う。

父は、脳内に「トップガン」のトム・クルーズがいるらしく、運転が乱暴だ。
乗せてもらうと酔うので、なるべく遠慮している。
母の運転は丁寧で落ち着いていて、酔わない。
誕生日にプレゼントした東京スカパラダイス・オーケストラを聴きながら、得意そうに運転する。
きっかけはともかく、楽しそうなので良かったと思う。

何か勇気を出さなくてはいけない時、決まって母を思い出す。
「お母さんが50歳で免許取ったんだから、私だって出来ないことないよねえ」
「母50歳で免許」が私の思考の分水嶺になっている。

運転は怖いが、YouTube配信は何とかやっている。
週に1回ほど、結城さんとおしゃべりするのを楽しみにしているくらいだ。
しかし顔出しはしない。
顔を出すくらいなら免許を取る。

総務の松田

戻る