炎天下で笑う人
2025.06.20
新宿のお客様を訪問した。
前夜、一緒に行く倉さんから連絡があった。
「明日は13時半に集合しますか?」
本気か、倉さん。
東京は6月とは思えないほどの暑さだ。
約束は14時。
30分も外にいたくはない。
「明日も暑いので、もう少し後でも良いですか?
13:45に集合でお願いします」
OKマークが返ってきた。
しかし私は初めて行く場所なので、心配で早めに着いてしまった。
日陰を探して佇む。暑いなあ。
倉さんは13:45ぴったりに現れた。
「暑い!ヤバい!あと15分もある!コンビニ行きましょう!」
ふたりでコンビニという名の避暑地へ移動した。
「でも最初は私、30分前って言った!あはははは!」
倉さんは屈託なく笑っている。
何なんだよもう、と思いながら一緒に笑ってしまう。
結局お客様には会えなくて空振り。
新宿駅までが遠い。
アスファルトからの照り返しがきつくて、倉さんがサンダル履きの足をもじもじさせている。
「裸足だから痛いんでしょ?」
「そうそう!あはははは!」
人を避けて日傘をしまっても、またすぐに日向、の繰り返し。
んもーと言いながら日傘を閉じたり開いたりする。
「松田さん、かわいいー!あはははは!」
私はオフィスに詰めていることが多く、現場中心のブリッジスタッフにはなかなか会えなかったりする。
倉さん、たまには神保町に来てよ。
時にはオフ会を。
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