国で括るのではなく、その人個人と向き合いたい【ブリッジスタッフ:藍 心凱(ラン シンカイ)】
社員インタビューの第8弾は、ブリッジスタッフになって半年足らずのニューフェイス、藍さんです。(聞き手:総務の松田)
Q:日本に興味をきっかけは何ですか?
A:漫画とアニメです!
小学生の頃から翻訳された漫画を読んでいましたが、あまり日本という国を意識していませんでした。
でもアニメは字幕ですから、日本語のセリフを聴いて、自分は日本のサブカルチャーが好きだなあと自覚するように。
ゲーム、映画、ドラマ…動画を観ていたことは、日本語の勉強に役立ちました。
JLPTで、ヒアリングの点数が良かったのはそのおかげだと思います。
Q:日本に留学したのはいつからですか?
A:日本の前に、アメリカに留学しました。
高2で中国の広西省を離れて、4年ほど過ごしました。
アメリカの大学に入学しましたが、色々なところに行ってみたくて留学先を日本に変えることに。
東京の日本語学校で1年、猛勉強をしました。
日本語と、大学受験科目と、人生でいちばん勉強しましたね。
Q:大学生活はいかがでしたか?
A:新潟大学はドイツからの交換留学生がたくさんいて、ドイツ人の友達が多かったです。
お酒は弱いのですが、毎日飲んでました。
海がとても近いので、浜辺で飲んで、そのまま海で泳いだり。
サークルを掛け持ちもしていました。
写真を撮ることが大好きで、カメラ片手によく一人旅をしました。
4年生の時にコロナ禍が始まってしまいましたが、楽しかったですね。
Q:大学卒業後は?
A:10年近く留学していたので、まずは中国に戻りました。
実家の仕事を手伝ったり、アルバイトをしたり…色々なことを経験しました。
私は「人生就是体验」という言葉が好きです。
人生は体験そのもの、無駄なことはひとつもない、という意味です。
就職活動をしたら、大手企業からも内定をもらったのですが、ベンチャーで働きたいという気持ちから、OSTAYを選びました。
最初はパソコン作業がメインの部署でしたが、もっと現場で人と直接関わる仕事がしたいと思って、ブリッジスタッフに。
Q:DYDのお仕事はいかがですか?
A:DYDで請け負っているような仕事をしたことがなくて、自分が習い覚えたばかりのことをワーカーさんに教えています。
レジャーホテルのお仕事も、物流倉庫のお仕事も、外から見てすぐに分かるような目立つ仕事ではありません。
スーパーやコンビニにある折りたたみコンテナのロゴに見覚えがあったりすると、もしかしたら自分たちが運んだ折りコンかも?社会に貢献しているんだな、と感じます。
外国人の犯罪が問題になっていますが、まじめに働く外国人もいます。
留学や旅行で、色々な国に行って、色々な国の人と知り合いました。
当たり前ながら、色々な人がいます。
「この国の人」と国で括るのではなく、その人個人と向き合いたいです。
これからDYDが大きくなって、仕事も今より増えたら、がんばって乗り越えることで、自分も一緒に成長出来たらと思います。
「新潟の笹川流れ」
カメラマンを志していたこともある藍さん。
プロ級の腕前です。