「松田さんはテレビ見ないけど、ラジオは聴くよね」
「はい、そうですね」
「DYDでYouTubeやろうよ！
ラジオパーソナリティー、やってみたかったんだよね〜」

結城さんの提案はいつも、「やる or やらない」ではなく、「どうやるか」だ。
大方、「松田さんは顔出し嫌がるから、ラジオみたいな動画にしよう！」と思いついたのだろう。
結城さんのひらめき＋プレゼンには負ける。
すぐに「こういうのどう？」とパワポが送られてきて、カッコ良すぎて恥ずかしいジングルが選ばれ、「YouTube収録」スケジュールが共有カレンダーに入れられた。
準備が手早い。
もう逃げられない。

結城さんの話に合いの手を入れる程度にしてもらったが、話すスピード、滑舌、イントネーションなど、気をつけることはたくさんある。
収録中、パソコンの通知音が鳴ってしまった上に、私が思いつきで言ったことが間違っていたので、録り直しだろうと思ったら、
「オレこれ以上うまく喋れない。アップロードしよう！」
「えー！？」
「松田さんはその悔しさを次回に生かすということで…」

YouTuberになりました（？）

総務（の筈）の松田